~2015年5月14日(木)のお話~
いよいよ今日は手術の日。
あとは先生にお任せするしかない。目が覚めた後、がんばって回復に努めよう。そう思っていたような記憶がある。
(この日の記録がないので記憶だけ、、)
手術用の服装に着替えをして、看護師さんが個室に来るのを嫁・義母と共に待つ。
靴下はエコノミー症候群にならないための弾性ストッキング。これがきつくて強い圧迫感があるので直前にはく。結局、このストッキングは24時間くらいはいてたのかな。
9時半過ぎだったか、看護師さんが来られ、一緒に4Fの手術室へ歩いていく。嫁・義母とは入り口で普通にバイバイして別れる。
部屋に入ると、自分の名前と何の手術をするのかと問われる。
この質問も確認のためなのだろう。
手術室。真ん中にベット。横向き前かがみになって寝ると、周りの看護師さんは急いで作業に入る。先生と笑顔で目くばせ。
「がんばろうね。」「先生、よろしくお願いします。」
背中と左手に針が。
そして、「じゃあ麻酔入れるから眠くなるよーーー。」
麻酔ってほんと一瞬ですね。
「○○さん、終わりましたよ~。」
という声が聞こえ、目が覚める。何か他愛もない夢を見ていたような気がするが内容は忘れた。
機械音などもありうるさい部屋。看護師さんも行ったり来たり。電気が煌々とついてまぶしい。左上に目をやると壁に時計が。13時くらいだったか。
だるいながらも、予定より早く手術が終わったんだー。ということは理解できた。
目覚めてすぐ、すごく寒くなり震えが出た。毛布を掛けてもらって少し経つと体はあったまってきたようだ。
少しして、嫁と義母がベットのそばに。右手くらいは軽く挙げて挨拶した気がする。
自分の体を観察してみる。
左手に点滴、右腕に血圧計、右手には血中酸素を測る計器、両足にはフットポンプ(血栓予防の下肢マッサージ器械)、背中の針(痛み止め)もささったまま、尿管、腹部にはドレーン(これは後に知る)、といろいろ体についた状態。
確か呼吸器はすぐにとってくれた、、ような記憶。
(うるさい機械音の発生源、ほぼ両足についたフットポンプだった。ウィーーン。プシューーー。の連続。それが左、右、と交互に)
看護師さんに、体動かしてもいいよ。と言われるものの、足を動かそうにも両足フットポンプがついていてなかなな動かせないし、体を横にしようにもいろんなチューブがじゃまするしで結局あおむけしかできない。
目を覚ましてはしばらくボーとする、そしてうたた寝、、、そしてまた起きてはすぐうたた寝、、、を繰り返してその日は過ごした。
夜になっても電気はついていて、昼夜の感覚はない。手術室の隣の部屋だったようなので、経過を見る部屋なのだろう。