akayak38 blog

直腸がんステージⅠ術後9年目、自閉症(中二)育児パパ12年目、つみたて投信16年目

便潜血検査

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~2015年3月頃のお話~

毎年2月に受診する、恒例の会社の健康診断。その結果が3月上旬に返ってきました。

38歳、人生初の便潜血検査陽性(2回とも)

もうすぐ40歳になるし、初めての大腸内視鏡を受けるにはいいタイミングだな...
そう思ってすぐさま病院に受診しました。

 今から思えば、この判断はとても良かったと思っています。
なぜなら、健診結果をもって内科に受診したところ、
先生「痔かな?○○さんはまだ若いから内視鏡はしなくてもいいと思うよ~」
といった反応だったので。

もちろん私としても、自覚症状も全くないので、たまたま切れ痔っぽい日が2日連続で検体採取日に被ってただけだ。と思っていた。いわゆる便潜血検査の偽陽性が出ただけだ、と。
なので、もし最初から内視鏡を受ける気分でなかったら、この言葉を聞いて安心して検査は受けなかったでしょう。

今回を機に初の大腸内視鏡を受けてみよう、当初からそう思っていた私は内視鏡の予約をして、私もあの大腸内視鏡をついに受けるのか、、、と内心ドキドキしてその日は終わりました。
(結果としてこの決断は自分にとってとても良かったこととなる)

 便潜血検査に関して

便潜血検査陽性で実際に大腸がんである確率は約3%程度のようです。
残りは偽陽性(痔由来の出血とか)
逆に、大腸がんが存在していても陰性となる偽陰性も早期がんで50%、進行がんでも10%はあるらしいです(参考:大腸 肛門科疾患のポータルサイト:大腸・COM)。
こちらは困りますね...簡易にできる反面、精度が劣るのがこの検査の弱点とも言えます。なので、この検査の私としてのとらえ方は、「毎年受け続ける。そして陽性になったら必ず精密検査を受ける。」というスタンスが重要だと思っています。

また、早期がんといっても腸切除が必要なタイプ(ステージⅠの粘膜下層浸潤がん)も早期がんに含まれるため、内視鏡で治療可能なレベルの、ステージ0およびステージⅠの粘膜下層(SM)への軽度浸潤がん、といった早期がんはさらに便潜血検査で陽性になる確率は低いのでは、と。

そういう意味では、便潜血検査は、“内視鏡で治療可能な大腸がんを早期発見する検査”ではないといえる。むしろ、次のステップである精密検査(大腸3DーCT検査とかもありますが要は大腸内視鏡検査ですね)を受ける勇気ときっかけを与えてくれる検査、というとらえ方の方が近いのかもしれません。
ゆえに便潜血検査が陽性となった場合、ほぼ大腸に問題はないのだろうが、もしもに備えて精密検査をしっかりやることが重要と私は思います。

ほったらかしにするならば、そもそも健康診断を受けた意味ないですものね

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